<農地転用の基礎知識⑯>無断転用が見つかったらどうなるの?
「すぐに元の農地に戻さなければならないの?」「罰金を払うことになるの?」と心配になるかもしれません。
無断転用が分かった場合は、まず土地の状況や、これまでの経緯を確認することが大切です。
まず何を確認するの?
無断転用の可能性がある場合には、・いつから現在の状態なのか
・誰が転用したのか
・現在どのように利用しているのか
・過去に農地転用の手続きをしていないか
などを確認します。
相続した土地であれば、「親の代からこの状態で、詳しいことが分からない」ということもあります。
まずは、分かる範囲で経緯を整理していきます。
元の農地に戻すこともある?
必要な手続きをしないで農地を転用した場合、行政から是正を求められることがあります。場合によっては、農地として利用できる状態に戻すことを求められることもあります。
農地法には、違反転用について工事の停止や原状回復などを命じることができる規定があります。
ただし、土地の状況や経緯によって対応は異なります。
後から農地転用の申請をすれば大丈夫?
ここは注意が必要です。「無断転用だったら、今から申請すればいい」と単純に考えることはできません。
現在の土地の状況や農地区分、利用目的などを確認し、行政と相談しながら必要な対応を検討することになります。
後から手続きをすれば、必ずそのまま利用できるというものではありません。
罰則もあるの?
農地法には、違反転用に対する罰則も定められています。だからこそ、「指摘されるまでそのままにしておこう」ではなく、無断転用の可能性に気づいた段階で確認することが大切です。
大切なのは、そのままにしないこと
無断転用の可能性がある土地を見つけても、「昔からこうなっているから仕方ない」と放置するのはおすすめできません。まず、
過去の手続きを確認する
↓
現在の土地の状況を確認する
↓
これまでの経緯を整理する
↓
農業委員会などに相談する
という順番で対応を考えていきます。
無断転用は、土地によって事情が違います。
自己判断で元に戻したり、そのまま利用を続けたりせず、まず状況を確認すること。
これが今回のポイントです。
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2026年08月12日 01:48
