こんにちは、行政書士ライフ法務プランニングの大場です。
今回から、<宮城版>農地一時転用ブログシリーズ を書き綴っていきます。
第5回のテーマは、原状回復の方法と完了報告の注意点についてです。
前回のブログはコチラ⇒第4回|申請に必要な書類と作成のコツ
それでは、始めていきましょう。
農地一時転用は、許可を取って利用することがゴールではありません。
利用終了後に農地へ戻す「原状回復」と、その後の「完了報告」までが一連の手続きです。
ここを疎かにすると、次回以降の申請や土地取引にも影響します。
1. 原状回復の基本ルール
宮城県を含め全国共通で、農地一時転用の許可には原状回復義務が付いています。
これは、利用終了後に耕作可能な状態に戻すことを意味します。
原状回復の具体例
2. 宮城県でよくある原状回復のポイント
3. 完了報告の流れ(宮城県例)
・原状回復の方法・日付・面積を記載
・着工前・利用中・回復後の比較があるとベスト
・問題がなければ手続き完了
4. よくあるトラブルと回避策
トラブル | 回避策 |
---|---|
原状回復が不十分と判断され、再工事を命じられる | 復元作業前に農業委員会へ相談し、作業計画を確認 |
廃材・砕石が土中から出てきた | 工事中から「撤去リスト」を作って記録する |
完了報告が遅れ、次回申請で不利になる | 作業完了からすぐに報告書を提出する習慣をつける |
<注意>
次回は、「一時転用で失敗しないためのチェックリスト」をお届けします。
次回のブログはコチラ⇒第6回最終回|一時転用で失敗しないためのチェックリスト
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