<宮城版>農振除外手続きシリーズ 第4回|農振除外でよくあるNG理由と審査のポイント

こんにちは、行政書士ライフ法務プランニングの大場です。
今回から、宮城県の農振除外手続きブログシリーズ を書き綴っていきます。
第4回のテーマは農振除外でよくあるNG理由と審査のポイントついてです。
前回のブログはコチラ⇒第3回|農振除外の受付時期と審査スケジュールに注意
それでは、始めていきましょう。
農振除外は申請すれば必ず通るわけではありません。
市町村や県は、農業振興地域から土地を外すことが農業への悪影響を与えないか、地域の計画と合っているかを慎重に審査します。
ここでは、不許可や差し戻しになりやすい典型例と、審査で見られるポイントを解説します。
1. よくあるNG理由
① 周辺農地への影響が大きい
(例:農業用水の通水を妨げる、農道の通行を阻害する)
② 計画の公益性が低い
③ 面積や形状の問題
④ 他法令との整合性が取れていない
⑤ 書類不備や説明不足
2. 審査のポイント
●農業振興地域整備計画との整合性
→ 既定の計画に反していないか、将来の農業利用を阻害しないか
●代替可能性
→ 他の非農振地で目的を達成できないか(代替地検討)
●周辺農地の営農継続性
→ 水路、農道、防風林などへの影響をどう防ぐか
●土地利用の明確性
→ 具体的な設計や利用計画があるか
3. NGを避けるためのポイント
農振除外は書類さえ出せば通る手続きではなく、地域計画との整合性と農業への影響回避が最大の審査ポイントです。
不許可理由の多くは事前相談と計画段階の調整で回避できるため、早めの準備が成功のカギになります。
次回のブログはコチラ⇒第5回|農振除外の成功率を上げる準備のコツ【駐車場・資材置き場向け】
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