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<農地転用の基礎知識⑫>農地を駐車場・資材置場にしたい

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「使っていない畑を駐車場にしたい」「会社の資材置場として農地を使いたい」このような場合も、農地転用の手続きが必要になります。
農地転用というと、農地に住宅や店舗などを建てる場合をイメージするかもしれません。
しかし、農地を駐車場や資材置場として利用することも農地転用です。


たとえば、畑に砕石を敷いて駐車場にする、農地に建設資材などを置いて資材置場として利用する。このように、農地を農地以外の目的で利用する場合には、農地転用の手続きが必要になります。では、駐車場や資材置場として農地転用する場合、どのようなことを確認するのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
まず「何のための駐車場?」を考える
ひとことで駐車場といっても、いろいろあります。
たとえば、
・自宅の駐車場
・会社の従業員用駐車場
・店舗のお客様用駐車場
・月極駐車場
・工事車両の駐車場

などです。
農地転用では、「駐車場にします」だけではなく、「誰が、何のために使うのか」を具体的にしていきます。
・何台停めるのか
・どのように車を配置するのか
・どこから出入りするのか
こうしたことも計画していきます。
資材置場も「何を置くの?」が大切
資材置場も同じです。
「資材を置きます」だけでは、どのくらいの土地が必要なのか分かりません。
たとえば、
建設会社が
・足場材
・型枠
・パイプ
・建設資材

などを置く場合
どのくらいの量を置くのか、どこに配置するのか、トラックはどこを通るのかこうした内容を具体的にしていきます。
「広いほうが便利だから全部」は?
たとえば、会社の隣に2,000㎡の畑があったとします。
資材置場が欲しい。
そこで、「せっかくだから2,000㎡全部、資材置場にしよう」となるでしょうか。
農地転用では、本当にその面積が必要なのかということも確認されます。
・現在どのくらいの資材があるのか
・今の資材置場ではなぜ足りないのか
・新しい資材置場としてどのくらいの面積が必要なのか
こうしたことから必要な面積を考えます。
単に、「将来使うかもしれないから広めに」では、必要性を説明できない場合があります。
トラックはどこから入る?
資材置場の場合、意外と大切なのが進入路です。
土地は十分広い、資材も置ける、ところが現地を見てみると、「大型トラック、ここから入れるの?」ということがあります。
・前面道路の幅
・出入口の位置
・トラックが曲がれるか
・農地までの進入路は確保されているか
実際に資材置場として利用できる土地なのかを考える必要があります。
土地の面積だけを見て決めると、あとから困ることがあるんですね。
雨が降ったらどうなる?
もう一つ大切なのが排水です。
農地に砕石を敷いたり、土地を締め固めたりすると、これまでと雨水の流れが変わることがあります。
・大雨が降ったとき、隣の田んぼに水が流れ込む
・道路へ水が流れ出す。
・農業用水路に大量の水が入る。
これでは困ります。
そのため、駐車場や資材置場として利用する場合には、雨水をどのように処理するのかということも確認しておく必要があります。
「砂利を敷くだけ」でも先に確認

「建物は建てません」「砂利を敷くだけです」「資材を置くだけです」このような場合でも、農地を農地以外の用途に利用するのであれば、農地転用の問題になります。
先に砂利を敷いてしまった、すでに車を停めている、何年も前から資材置場として使っている。
こうなると、無断転用の問題が出てくることもあります。
「建物を建てないから大丈夫」と考えず、利用を始める前に確認することが大切です。

駐車場・資材置場は「実際に使えるか」まで確認
農地を駐車場や資材置場にしたい場合には、農地転用できるかだけではなく、実際に駐車場・資材置場として使える土地なのかまで確認することが大切です。
・必要な面積はどのくらいか
・車両は出入りできるか
・排水はどうするのか
・周辺の農地に影響しないか
こうしたことを一つずつ確認して、計画を作っていきます。
「土地があるから使う」ではなく、「その計画に合った土地なのかを確認する」。これが大切なんですね。

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2026年08月11日 15:18