農地・土地利用の調査・許認可申請をサポートします。

農地・土地利用の調査・許認可申請をサポートします。

ホームブログ ≫ <市街化調整区域の基礎知識②>市街化区域と市街化調整区... ≫

<市街化調整区域の基礎知識②>市街化区域と市街化調整区域は何が違うの?

34442198_m (1)

前回は、市街化調整区域とは「市街化を抑える区域」というお話をしました。

前回のブログはコチラ→<市街化調整区域の基礎知識①>市街化調整区域とは?
では、その反対にある「市街化区域」とは何なのでしょうか。


今回は、この2つの違いについて見ていきます。

市街化区域とは?
市街化区域とは、簡単にいうと、「市街地として整備していく区域」です。
都市計画法では、すでに市街地を形成している区域と、おおむね10年以内に優先的・計画的に市街化を図るべき区域とされています。
住宅が建ち、お店や会社があり、道路や水道なども整備されている。

そんな町をイメージすると分かりやすいと思います。
もちろん、まだ建物が少ない場所でも、これから計画的に市街地として整備していく区域であれば、市街化区域に含まれることがあります。
市街化調整区域は?
一方、市街化調整区域は、「市街化を抑制すべき区域」です。簡単にいうと、「こちらは住宅や店舗をどんどん増やして、市街地を広げていくのは抑えましょう」という区域です。

そのため、市街化区域と比べると、建物を建てたり土地を開発したりするときに、いろいろな条件があります。
ここが大きな違いです。
道路の向こう側なのに違う?
市街化区域と市街化調整区域の境目は、実際に現地へ行っても分からないことがあります。たとえば、道路のこちら側は市街化区域、道路の向こう側は市街化調整区域ということもあります。見た目はほとんど同じです。「道路を渡っただけなのに?」と思ってしまいますよね。

でも、都市計画上の区域が違えば、建物を建てたり土地を利用したりするときのルールも変わってきます。
そのため、「隣に家が建っているから、ここにも建てられるでしょう」とは限りません。これが土地の難しいところです。
市街化調整区域にも家があるのはなぜ?
市街化調整区域を車で走ってみると、普通に住宅があります。
初めて制度を知った方なら、「市街化を抑える区域なのに、家がいっぱいあるじゃないか!」と思うかもしれません。

でも、市街化調整区域にある住宅には、それぞれ建てられた理由や経緯があります。
・農家住宅として建てられた家
・分家住宅として建てられた家
・昔から建っている家
・許可を受けて建てられた家
見た目は同じ「一戸建て」でも、都市計画法上の扱いまで同じとは限りません。

この「その建物が、どういう経緯で建てられたのか」という部分は、市街化調整区域ではとても重要になります。
土地を見るときは「場所」だけでは分からない
土地を探していると、「駅から近い」「道路も広い」「周りにも家が建っている」「値段も安い」という土地が見つかることがあります。
でも、それだけで判断するのは少し早いです。まず確認したいのが、「この土地は市街化区域なのか、市街化調整区域なのか」ということです。

市街化調整区域だった場合は、さらに、「自分がやりたいことが、この土地でできるのか」を確認していく必要があります。
特に土地や中古住宅を購入する場合は、契約してから、「家を建てられなかった」「予定していた使い方ができなかった」となると大変です。

市街化区域と市街化調整区域、見た目では分からないこともありますが、土地を利用するときには大きな違いがあります。
土地を検討するときは、まず都市計画上どの区域に入っているのかを確認する。ここから始めてみるとよいと思います。

次回のブログはコチラ→<市街化調整区域の基礎知識③>「線引き」と「非線引き」って何?
お問い合わせはコチラ→お問い合わせ
2026年08月09日 17:21