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<農家の相続シリーズ(よくある相談)>⑱相続人が県外にいる悲劇

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こんにちは。農地専門の行政書士の大場です。
今日は、実際によくあるご相談です。
「相続人の一人が県外に住んでいて…話が進みません。」、これ、珍しい話ではありません。
むしろ今は“当たり前”の状況です。
ですが農地が絡むと、この「県外在住」が大きなハードルになります。

まず、連絡が取りづらい

相続は、全員の意思確認が基本です。

ところが、
・仕事が忙しい
・家庭がある
・農地に関心が薄い

こうなると、話し合いの優先順位が下がります。
地元にいる兄弟は焦る。
県外の兄弟は温度差がある。
ここからズレが生まれます。

現地を見ていないという問題

県外に住んでいると、
・農地の場所をよく知らない
・現状を見ていない
・管理の大変さを実感していない
その結果、「別に持っていればいいんじゃない?」と軽く言われることがあります。

しかし地元にいる相続人は、

・草刈り
・近隣対応
・固定資産税の支払い

現実を背負っています。
この体感の差が、静かな摩擦になります。

共有にするとさらに難しくなる

話し合いがまとまらず、「とりあえず共有で」前回お話しした通り、これが将来のリスクになります。
前回のブログはコチラ⇒<農家の相続シリーズ(よくある相談)>⑰とりあえず共有 → 詰みます

県外の相続人がいる共有農地は

・売却に同意が取れない
・手続きの書類が集まらない
・連絡が途切れる

という問題が起きやすくなります。
時間が経つほど難しくなります。

無関心が一番怖い

県外在住の相続人が悪いわけではありません。
生活があります。仕事もあります。
ただ、「関心が薄い」これが一番厄介です。
強く反対するわけでもない。
積極的に動くわけでもない。
結果、前に進まない。
農地は止まったまま時間が過ぎます。

早めに共有すべきこと

県外相続人がいる場合こそ、

・農地の現状
・維持費
・将来のリスク

を具体的に共有することが大切です。
「なんとなく」ではなく、事実で話す。
ここがポイントです。

方向性を先に決める

大切なのは、名義よりも、方向性。

・売るのか。
・貸すのか。
・残すのか。

方向性が共有できていれば、手続きはスムーズになります。
逆に方向性が曖昧だと、距離があるほど溝が深まります。

農地のこれからでお悩みの方へ

「農地、このままで大丈夫?相談」では、県外相続人がいるケースの整理もサポートしています。
話し合いが進まない。
温度差がある。
そんな状況でも大丈夫です。
まずは事実を整えることから始めましょう。


お問い合わせ|行政書士事務所ライフ法務プランニング|宮城県大崎市岩出山
次回のブログはコチラ⇒<農家の相続シリーズ(よくある相談)>⑲誰も耕作しない農地の行方

2026年02月15日 00:02