農地転用・農地法3条・農地相続・農地活用のご相談&申請 お気軽にお問い合わせください。

農地転用・農地法3条・農地相続・農地活用のご相談&申請 お気軽にお問い合わせください。

ホームブログ ≫ <農家の相続シリーズ(よくある相談)>⑰とりあえず共有... ≫

<農家の相続シリーズ(よくある相談)>⑰とりあえず共有 → 詰みます

34160275_m

こんにちは、農地専門の行政書士の大場です。

今日は、実際によくあるご相談です。
「話し合いがまとまらなくて、とりあえず共有にしました。」このとりあえずが、後から大きな問題になることがあります。

少しリアルな話をします。

最初は、平和的な選択に見える

相続人が3人、誰も強く主張しない。
揉めたくない。

そこで出る結論が、「じゃあ平等に、3人で共有にしよう。」とても穏やかな決着です。

その場は丸く収まります。
ですが・・・問題はここから始まります。

共有の農地は、動かせない

共有名義の農地は、

✔ 売るにも全員の同意
✔ 貸すにも全員の同意
✔ 転用にも全員の協力

一人でも反対すれば、前に進みません。

例えば、

・一人は売りたい
・一人は残したい
・一人は無関心

この状態になると、止まります。
完全に、これが「詰む」状態です。

時間が経つほど難しくなる

さらに厄介なのは、次の相続です。
共有者が亡くなれば、その持分はまた相続されます。
3人 → 6人 → 10人…

人数が増えるほど、

・連絡が取れない
・意見が合わない
・話し合いができない

という状況になります。
こうなると、ほぼ動かせない農地になります。

管理の不満も生まれる

共有は平等に見えますが、管理は平等にならないことが多いです。

・草刈りは誰がする?
・税金はどう負担する?

やがて出てくる言葉はこれです。
「なんで私ばかり?」ここから家族関係が崩れ始めます。

なぜ「とりあえず」が起きるのか

理由はシンプルです。
・決めきれない
・揉めたくない
・時間がない

ですが、共有は解決ではありません。
問題の先送りです。
そして将来、もっと大きな問題になります。

では、どうすればいいのか?

必ずしも一人に集中させるべき、という意味ではありません。

大切なのは、
✔ 誰が中心になるのか
✔ 将来どうするつもりなのか
✔ 売る可能性はあるのか

方向性を決めてから名義を整理すること。
これだけで、将来の難易度は大きく変わります。

農地のこれからでお悩みの方へ

「農地、このままで大丈夫?相談」では、共有にする前の整理、すでに共有になっている農地の対応もご相談いただけます。

動かなくなる前に、今できる選択肢を一緒に考えてみませんか。


お問い合わせ|行政書士事務所ライフ法務プランニング|宮城県大崎市岩出山
次回のブログはコチラ⇒

2026年02月14日 21:39