<初心者向け 市街化調整区域の土地・建物⑲>空き家をカフェにしたい!まず何を調べる?
古民家を少し改装して、小さなカフェを始める。
そんな使い方ができたら素敵ですよね。
でも、その空き家が市街化調整区域にある場合は、物件を買ったり、改装を始めたりする前に調べておきたいことがあります。
空き家だから自由に使えるわけではありません
長い間使われていない空き家を見ると、「誰も使っていない建物なんだから、カフェに使っても大丈夫そう」と思うかもしれません。でも、市街化調整区域では、空き家かどうかではなく、「その建物がどのような経緯で建てられ、これから何に使うのか」が大切になります。
住宅として使われていた建物をカフェとして使うのであれば、都市計画法上の用途変更について調べる必要があります。
まず、その建物が何なのかを調べます
見た目は普通の住宅でも、その建物がどのような住宅なのかは外から見ただけでは分かりません。
たとえば、
・市街化調整区域に指定される前から建っている住宅・都市計画法上の基準に該当し、必要な許可を受けて建てられた住宅
・農業を営む人のために建てられた「農家住宅」
・本家から世帯を分けて暮らす人のために、一定の基準を満たして建てられた「分家住宅」
によっても、これまでの許可や建てられた経緯が違うことがあります。
そこでまず、
・いつ建てられたのか・どのような住宅として建てられたのか
・どのような許可を受けているのか
・これまでどのように使われてきたのか
などを調べます。
次に「どんなカフェにしたいのか」を整理します
建物について調べたら、次は、「ここでどんなお店をやりたいのか」を整理します。たとえば、
「住宅を全部カフェとして使いたい」
「住宅の一部だけをお店にしたい」
「駐車場も作りたい」
「建物を増築したい」
など、計画によって調べる内容も変わってきます。
単に、「カフェをやりたい」だけではなく、建物や敷地をどのように使いたいのかまで考えておくことが大切です。
駐車場を作りたい場合も注意
郊外でカフェを始めるなら、「車を何台か停められるようにしたい」と考えることも多いと思います。そこで隣の土地まで駐車場にしようとすると、建物だけではなく敷地の範囲についても調べる必要が出てきます。
さらに、その土地が農地であれば、都市計画法だけではなく、農地転用の手続きが関係する場合もあります。
ですから、「建物はカフェにできそうだから大丈夫」だけでは情報がたりません。
先に改装してしまわない
気に入った空き家を見つけると、「ここを入口にしよう」
「この部屋を客席にしよう」
「庭を駐車場にしよう」
と、どんどんイメージが膨らみます。
でも、市街化調整区域では、先に改装工事を進めてから、「予定していた使い方ができない」となると困ります。
まずは、その建物がカフェとして利用できる可能性があるのかを調べることが先です。
「この空き家で本当にカフェができる?」から始める
市街化調整区域だからといって、「カフェはできない」と最初から諦める必要はありません。一方で、「空き家があるからカフェにできる」とも限りません。
まず、その建物がどのような経緯で建てられ、これまでどのように使われてきたのかを調べることが大切です。
そのうえで、どのようなカフェとして使いたいのかを整理し、必要な資料をそろえて行政窓口へ確認していくことになります。
次回のブログはコチラ→
ご相談はコチラ→市街化調整区域の建物を事業に活用したい
2026年09月03日 14:03
