<よくある相談(実家・生前整理編)⑯> 実家の片付けで出た不用品、どうやって処分すればいい?
実家の生前整理をしていると、「これは残しておこう」「これは買い取ってもらえそう」「これはもう処分するしかないかな」と、いろいろな物が出てきます。
そこで気になるのが、「処分する物は、片付け業者に全部持っていってもらえるの?」ということです。
実は、ここは少し注意が必要です。
まずは「残す・買取・処分」に分ける
最初から全部をごみにするのではなく、家財を整理して、
・残すもの
・買取してもらうもの
・処分するもの
・買取してもらうもの
・処分するもの
に分けていきます。
生前整理を行う業者が古物商許可を持っていれば、家財を整理しながら、買取できるものを査定・買取してもらうこともできます。
まだ使える家具や家電などは、すぐに捨てず、まず買取できるか確認してみる方法もあります。
買取できない物はどうする?
買取できず、不要になった物をごみとして処分する場合は話が変わります。
家庭から出る廃棄物は、実家がある市町村のルールに従って処分するのが基本です。
たとえば、市町村が指定する方法でごみとして出したり、粗大ごみとして申し込んだりする方法があります。
大量にあるなどの理由で収集・運搬を業者へ依頼する場合は、原則としてその地域で一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者などへ依頼します。一般廃棄物の処理は市町村の責任のもとで行われています。
古物商許可があれば、ごみも持っていける?
ここは大切です。
古物商許可=中古品などを売買するための許可です。
そのため、古物商許可を持っているからといって、家庭から出た廃棄物を自由に収集・運搬できるわけではありません。
環境省も、家庭の廃棄物について、古物商許可や産業廃棄物処理業の許可だけでは回収できないと注意喚起しています。
テレビや冷蔵庫なども買取できる?
まだ使用できるものであれば、テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機などについても、中古品として買取してもらえる場合があります。
つまり、「家電=すぐ処分」ではありません。まずは買取できるか確認します。
一方、買取できず、廃棄することになったテレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機については、家電リサイクル法に基づいた方法で処分する必要があります。
環境省も、まだ使用できる家電についてはリユースを検討し、廃棄する場合には適正な方法で処分するよう案内しています。
「全部持っていきます」だけで決めない
実家一軒分の片付けとなると、「まとめて全部持っていってくれるなら楽だから」と思ってしまうかもしれません。
でも、家庭から出る廃棄物には処理のルールがあります。
環境省も、一般廃棄物収集運搬業の許可等のない不用品回収業者へ、安易に粗大ごみなどの処分を依頼しないよう注意を呼びかけています。
まず家財を整理して、買取できる物は買取へ、処分する物は市町村のルールに従って適切に処分する。この順番で考えると分かりやすくなります。
当事務所では、実家の生前整理について、土地・建物・農地や書類・手続きを整理しながら、必要に応じて生前整理・家財整理・買取を行う専門業者と役割を分けて進めていきます。
「実家を整理したいけれど、家財をどうしたらいいのか分からない」そんな場合もご相談ください。
次回のブログはコチラ→<よくある相談(実家編)⑰> 実家の生前整理をした後、家や土地はどうする?
ご相談はコチラ→施設入所後の実家を相談したい
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2026年08月23日 15:51
