<農家のための 相続財産の分け方>⑥お金が足りないと揉めます。
こんにちは、農家の次男坊、農地専門の行政書士の大場です。
相続の話し合いは、最初は穏やかです。
「仲良く分けよう」、「揉めたくない」でも・・・お金の話になった瞬間、空気が変わります。
代償分割という選択
例えば、長男が農地を全部引き継ぐ。
その代わり、弟に現金を払う。
これが「代償分割」です。
農家の相続では、よくある方法です。
一見、うまくいきそうです。
ここで現実
農地の評価額 1,000万円。
兄弟2人、弟の取り分は500万円。
長男が500万円払えば解決?…払えますか?
払えないとどうなる?
✔ 「そんな金ない」
✔ 「じゃあ売るしかない」
✔ 「売るのは嫌だ」
✔ 「じゃあどうする?」
ここで止まります。
感情が動きます。
農地は現金じゃない
農地は資産です。
でも、現金ではありません。
売らない限り、お金は生まれません。
それなのに、「数字」だけで分けようとする。
ここにズレが生まれます。
相続税が絡むとさらに重い
相続税が発生する場合、納税資金も必要です。
分割で揉め、納税でも揉める。
ダブルで負担がかかることもあります。
※具体的な税務判断は税理士へ
先に考えておくこと
相続で揉めるのは、性格の問題ではありません。
設計の問題です。
✔ 現金はいくらあるか
✔ 払えるのか
✔ 売却可能性はあるか
✔ 分け方の現実性
✔ 払えるのか
✔ 売却可能性はあるか
✔ 分け方の現実性
ここを事前に整理していないと、話し合いは感情論になります。
お金は“最後”ではなく最初
「あとで考えよう」が一番危険です。
お金の問題は、最初にテーブルに出すべきです。
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次回のブログはコチラ⇒<農家のための 相続財産の分け方>⑦共有は本当に平等?
2026年02月18日 18:53
