<空き家になってしまった場合の基礎知識⑥>実家と一緒に田んぼや畑が残っていたら?
家のことをどうしようか考えていたら、「そういえば、田んぼもあったよね」という話が出てきた。
家の裏には畑。少し離れたところには田んぼ・・・さらに、「あっちにも一枚あったはず」田舎の実家では、家だけ整理すれば終わりとは限りません。
まず「どこにあるの?」から始まる
親が元気なころは、「あそこの田んぼ」、「山の下の畑」で話が通じていました。ところが子ども世代になると、「あそこと言われても、どこ?」となります。
地番も分からない、境界もよく分からない、何枚あるのかも分からない。
そんなことも珍しくありません。
実家を整理するときは、家だけでなく、どんな土地や農地を持っているのか一度確認しておくとよいでしょう。
「使わないから売ろう」が簡単ではない
誰も農業をする予定がない、だったら売ってしまおう、そう考えるのは自然です。ただ、田んぼや畑は宅地と同じように自由に売れるわけではありません。
農地を農地として売ったり貸したりする場合には、農地法の許可が必要です。
また、「農地を買いたい人がいれば、誰にでも売れる」というわけでもありません。
家と田んぼをセットで売れる?
「実家も田んぼも全部まとめて買ってくれる人がいれば一番楽なんだけど」と思いますよね。もちろん、そのような話がまとまることもあります。ただし、家と宅地の売買と、農地の売買では必要になる手続きが違います。
そのため、「家を買ったので、田んぼも自動的についてくる」というわけにはいきません。農地については別に確認が必要です。
売れないなら、ほかの方法は?
売却だけが方法ではありません。農地として貸す、近くの農家に相談する、農地バンクの利用を検討する。
条件によっては、別の用途に利用できるか調べる方法もあります。
どの方法が使えるかは、農地の場所や状態などによって変わります。
元気なうちに聞いておきたい
親が農地のことを一番よく知っているのであれば、元気なうちに聞いておくのがおすすめです。「田んぼはどこ?」「誰かに貸している?」「誰が耕している?」「境はどの辺?」こういう話は、書類を見ただけでは分からないこともあります。あとになって、「親父なら分かったんだけどな……」となる前に、聞けることは聞いておきたいところです。実家の整理をするときは、家の中だけでなく、少し外にも目を向けてみてください。
田んぼや畑も、実家と一緒にこれからどうするのか考えていく必要があります。
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2026年08月09日 00:56
