<空き家になってしまった場合の基礎知識③>実家の片付け、どこから手をつける?
玄関を開ける、部屋を見る、押し入れを開ける、物置を見る。そして思う「……これ、終わるの?」
実家の片付けは、自分の家の片付けとはちょっと違います。
何十年分もの物が、そのまま残っていることがあるからです。
なぜか大量にある紙袋
実家を片付けていると、「なんでこんなにあるんだ?」という物が出てきます。紙袋、空き箱、タオル、食器、使っていない布団、昔の引き出物、何に使うのか分からないコード。
「いつか使うから」と取っておいた物が、何十年分も出てきます。
そして本人に聞くと、「それはまだ使う」と言われる。
たぶん使わない、でも勝手には捨てられない。
ここが実家の片付けの難しいところです。
最初から全部やろうとしない
実家を見渡すと、あまりの物の多さに、「今日一日で一気にやろう」と思いたくなります。でも、始めてみると意外と進みません。
一つずつ、「これは捨てる?」「これは残す?」「これ誰の?」と確認していたら、あっという間に時間が過ぎます。
ですから、最初から家一軒全部を片付けようとしなくてもいいと思います。
今日は台所、次は押し入れ、その次は物置というように、場所を決めて少しずつ進めた方が現実的です。
捨てる前に「大事な物」を探す
片付けを始めると、どうしてもゴミ袋を持って、「いる・いらない」の作業を始めたくなります。でも、その前に探しておきたい物があります。
例えば
・通帳
・印鑑
・保険関係の書類
・不動産関係の書類
・契約書
・年金関係の書類
・写真やアルバム
・貴金属などの貴重品
などです。
大事な書類が、きれいにファイルへ整理されているとは限りません。
なぜかタンスの奥から出てきたりします。「これは全部いらない書類だろう」とまとめて捨てる前に、一度中身を確認しておいた方がいいでしょう。
写真を見始めると作業が止まる
実家の片付けで、なかなか手ごわいのが写真です。昔の家族写真、子どもの頃の写真、旅行の写真、亡くなった家族の写真「懐かしいなあ」と見始めます。
そして気がつくと30分。
片付けがまったく進んでいません。
でも、それでいいのかもしれません。
実家の片付けは、単なるゴミ処分ではありません。
家族が長い間暮らしてきた場所を整理することでもあります。
何でも急いで捨てる必要はないと思います。
兄弟がいる場合は勝手に捨てない
これも気をつけたいところです。自分から見れば、「こんなの絶対いらないだろう」という物でも、兄弟にとっては大切な物かもしれません。
あとから、「あれ、どこにいった?」「捨てたよ」「なんで捨てたの!」となると面倒です。
特に写真、手紙、記念品などは、一度家族に確認してから処分した方がいいでしょう。
自分たちだけでは無理だと思ったら
家一軒分となると、かなりの量になります。大型家具もあります。
冷蔵庫もあります。
タンスもあります。
物置までいっぱいという家もあります。
家族だけで何日もかけて片付ける方法もありますが、難しい場合は生前整理業者などへ依頼する方法もあります。
全部お願いする方法もあれば、自分たちで必要な物だけ整理して、残った物の処分をお願いする方法もあります。
「全部自分たちでやらなければならない」と考えなくてもいいと思います。
実家の片付けは「捨てること」から始めなくてもいい
実家の片付けというと、物を捨てることを考えてしまいます。でも最初にやることは、何があるのか確認することでもいいと思います。
大切な物を探す。
残したい物を分ける。
家族に確認する。
それから、いらない物を少しずつ整理していく。実家には何十年分もの生活があります。
一日で終わらなくて当たり前です。玄関を開けて、「今日はこの部屋だけやろう」くらいから始めてみてはいかがでしょうか。
次回のブログはコチラ→<空き家になった場合の基礎知識④>実家の片付けを業者に頼むと、何をしてくれるの?
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2026年08月08日 02:01
