<農家の相続シリーズ(よくある相談)>㉑売れない農地を相続した結果…
こんにちは、農地専門の行政書士の大場です。
今日は、とても多いご相談のお話です。
「売れると思って相続したんですが…」
結論から言うと・・・“売れるはず”が一番危険です。
相続前はこう考えていた
・使わないなら売ればいい
・土地なんだから価値はある
・いざとなれば買い手はいるはず
ですが実際に動いてみると、
「買い手がいません。」、「転用が難しいです。」、「この区域では厳しいですね。」
ここで初めて、現実と向き合うことになります。
売れない理由はひとつではない
売れない農地には、いくつかの共通点があります。・市街化調整区域
・農業振興地域(青地)
・接道条件が弱い
・借り手がいない
さらに、
・面積が中途半端
・形が悪い
・周囲も耕作していない
こうした条件が重なると、想像以上に動きません。
売れないと、どうなるか
売れない=すぐ困る、ではありません。ですが時間が経つと、
・固定資産税だけ払い続ける
・管理が負担になる
・次の世代に引き継がれる
つまり、「処分できない土地」を持ち続ける状態になります。
これが精神的にじわじわ効いてきます。
一番つらいのは“期待とのズレ”
実際にあったご相談では、「売れば子どもの教育資金に…」と考えていた方もいました。
しかし現実は売れない。
ここで初めて、「こんなはずじゃなかった」となります。
問題は、売れないことよりも売れると思っていたことです。
相続前に確認すべきだったこと
本来は、
・転用の可能性
・区域の確認
・農地区分
・買い手の見込み
これらを整理してから判断すべきでした。
ですが多くの場合、相続後に動き出します。
だからこそ、事前確認が何より重要なのです。
売れない=終わりではない
ここで誤解しないでください。
売れない農地でも、
・貸す
・一部整理する
・長期戦で考える
ただし、感覚ではなく、現実を知ること。
これが出発点です。
農地のこれからでお悩みの方へ
「農地、このままで大丈夫?相談」では、売却の可能性を現実ベースで整理しています。「売れると思う」ではなく、「売れるのか」を確認する。
それが最初の一歩です。
お問い合わせ|行政書士事務所ライフ法務プランニング|宮城県大崎市岩出山
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2026年02月15日 00:55
