第4回 <農家住宅・分家住宅の用途変更をめぐる話> 分家住宅って、何のために作られた家?
こんにちは、宮城県大崎市岩出山で行政書士をしている大場です。
「分家住宅」この言葉、なんとなく聞いたことはあるけど、「結局、何のための家なの?」と聞かれると、答えに詰まる人がほとんどです。
分家住宅は「家を増やしていいですよ」という制度
まず結論から
分家住宅は、
農家の家族が増えたときに、生活の場を分けるための家です。
・長男が結婚した
・親と同じ敷地では狭い
・でも農業は続ける
そんなときに、「じゃあ、もう一軒建ててもいいですよ」と、特別に認められた住宅です。
二世帯と別棟の違い
イメージは、こうです。
・親世帯と子世帯
・生活は分けたい
・でも、仕事(農業)は一緒
つまり、生活は別でも、農家としては同じ家族という扱いになります。
ここが一番の誤解ポイントです。
・二世帯住宅の場合
→ 生活の都合で分けただけ
→ 仕事はそれぞれ別
→ 一般住宅
→ 生活の都合で分けただけ
→ 仕事はそれぞれ別
→ 一般住宅
・分家住宅場合
→ 農業を続ける前提
→ 農家として一体
→ 条件付き住宅(分家住宅)
→ 農業を続ける前提
→ 農家として一体
→ 条件付き住宅(分家住宅)
だから「誰でも住める家」じゃない
この前提があるので、
・農業をやめる
・家族以外が住む
・第三者に売る
となると、「ちょっと待ってください」となります。
分家住宅も、農家住宅と同じく、条件付き住宅だからです。
親世代では問題にならなかった理由
親世代のころは、
・子どもが家業を継ぐ
・農業を続ける
・家族で農業をする
のが当たり前でした。
だから、「分家住宅が特別」なんて、意識する場面がなかっただけです。
今の時代とのズレ
今は、
・農業を継がない
・子どもは会社員
・家族構成も変わる
そうなると、「分家住宅の前提、もう成り立ってないかも」という場面が出てきます。
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2026年01月22日 00:09
